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研究室を飛び出し、放射線被ばくについて情報発信中

田内 広 (茨城大学/放射線生物学)


 

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■「学び、追求したことを世の中に還元できる機会があれば、そのために行動してこそ、存在価値が出るはず」という先生の言葉を聞いて、今の自分たちには、学んだことを日本、あるいは世界に発信することが大切なのだと思いました。ただ学ぶだけでなく、社会貢献するための学問をしていきたいと思います。(高2・女子・S.K)

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■今まで私は原発が福島県にあることは知っていたものの、危険だとか思うことがありませんでした。しかし3月11日の大震災以降原発に対する思いが変わったように思います。それは私だけではないと思います。目に見えない放射能の怖さや、自分の将来への影響...。やっと原発の良さと悪さが知れたのだと思います。私もこの原発により生活を狂わせられた人の一人ですが、原発があることにより得られる金だけでなく、自分たちへの影響も考えなければいけないと思います。そしてこのようなことが二度と世界で起きないように福島の原発から多くを学んで生かしてほしいと思いました。(高1・女子・K.K)

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■私は「学問は、厳しい状況下であっても、正しい知識・経験に裏付けられた最善の判断をするための道具」という言葉が印象に残りました。今まで勉強と言えばテストのため、受験のためというイメージがありましたが、これからは自分の学んだことを少しでも世の中に還元できるように勉強したいです。(高1・女子・A.I)

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■自分自身、遺伝子やその成分となるDNAに関して以前からとても興味はあったので田内先生のお話は大変関心が持てた。特に「科学はそれを学ぶ者の単なる満足の道具にとどまっていてはいけない」という言葉がとても印象的だった。少しでも科学の知識、技術を世の中に還元していかなければならないと学んだ。
自分は今回の東日本大震災を通して自分自身の無力さをとても痛感した。一番は行動力がないという点だが、その他に自分は理系であるというのに全く科学の知識が役に立たなかったという点に関しても、とても無力さを痛感した。将来、今高校で学んでいる学問あるいはこれから大学に進学して学んでいく知識を使って社会にどのように貢献できるかわからないが、田内先生のように多くの科学の知識を使って社会貢献できるような職業に就きたい。(高2・男子・K.U)

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■私は高校卒業後、大学へ進学し「分子生物」について学びたいと思っています。そんな中、田内先生のメッセージの「科学は、それを学ぶ者の単なる満足の道具にとどまっていてはいけない。(中略)学び、追求したことを世の中に還元できる機会があれば、そのために行動してこそ、存在価値が出るはずです」という言葉に感銘を受け、この言葉を忘れずに大学で研究を行っていこうと思いました。(高3・男子・R.K)

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■震災後に福島第一原発事故が起きて、自分は不安になりました。自分は放射線のことなどをよく知らず、どう対応すればいいのかわからなかったからです。TVでは大丈夫と言ったり、危険だと言ったりしていたので、さらに混乱してしまいました。そんな時に専門家の情報というのはすごく有難いです。情報が溢れているこの時代、正しい情報の有難みを再確認させられました。(高2・男子・Y.K)

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■3.11の後、また停電でラジオでしか情報がつかめない状況だったとき、ラジオで放射能のことについて諦めろと言ったことをまだ憶えている。そのような専門家が丸投げしたときは正直怖かった。専門家だからこそ、被災者を安心させられるのではないかと強く思ったことを憶えている。(高2・男子・T.T)

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■放射能についての知識はあいまいだったが、田内先生のメッセージを見てその危険性と恐ろしさがわかった。少数のDNAの損傷なら全ての機能が修復すると知って少し安心した。原発に反対ではないが、今回のような大事故になった時の放射線の危険性と恐ろしさも踏まえて、絶対の安全が保障されるまでは二度と原発を利用すべきではないと思った。(高2・男子・D.S)

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■私たちが放射線の影響を受けている中で今でも必死になって現地に近い場所で努力してくださる方がいることにとても感動しました。私たちも微力ながら復興に役立つことができるように生活しようと改めて思いました。
やはり震災の影響はとても大きく復興には長い年月が必要でしょう。しかし前向きに努力している人がたくさんいらっしゃることも今回知りました。また人生はいつ何が起きるかわからないということも痛感したので、先生方のメッセージは非常に参考になりました。(高2・男子・T.I)

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■なぜ放射線を浴びてはいけないのか、今まで疑問に思っていたことが解決しました。「放射線生物学」にとても関心をもちました。日々の勉強のなかで社会に役立つ情報はたくさんあるんだなと感じました。(高2・女子・A.S)

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