プロフィール画像【 10.地球時代の社会を創る 】

自分で調べる力を!--マスコミは一面しか伝えない

島本 美保子 (法政大学/環境経済学)




------------------------------------------

■「マスコミは一面しか伝えない」。まさにその通りだと思った。自分たちに不利益なことがあるならば、それを伝えようとしないと前から思っていた。これはまさに文中の原発の危険性と同じだ。国民に反対されないように原発の危険性は伝えようとはせず、原発は安全だ、絶対に事故は起きない、と言いつつも実際は起きてしまった。政府を信じて近くに住んでいた人は今どんなに失望感を抱いていることか。自分で調べることは大事だと思ったが、それを伝える側もしっかりしてほしいと思った。(高2・男子・K)

------------------------------------------

■私は現在どんな学部に興味があって将来何がしたいか全く定まらない状態で受験生として日々送っています。このような心持ちの私でも、1つだけ成し遂げたいと思っていることがあります。それは誰かのために尽力すること。どんなに小さな事でも地域に目を向けて誰かの笑顔を守れるような活動がしたいです。それで島本先生の故郷の自然を守りたいという思いにとても感銘を受けました。どんなに小さな入り口でもそれを見つけて島本先生のようにストイックに打ち込みたいと思います。(高3・女子・A.O)

------------------------------------------

■「マスコミは一面しか伝えない」という題名が印象に残りました。マスコミは国民たちを自分たちの思っている方に動かそうとします。マスコミは「第4の権力」とも呼ばれています。だからマスコミに動かされずに「自分で調べる力」を手に入れるために、これからもしっかり勉強したいと思います。(中3・男子・HO)

------------------------------------------

■本当にマスコミというのは物事の一面しか伝えていないと私もニュースや新聞を見ていて思うことがある。まして人間は流されやすいのでニュースや新聞で大きく取り上げられてしまえば、それが真実になってしまう。少しの情報で満足、判断するのではなく、考えて行動できる人間になりたい。
震災直後津波が来るとラジオで聞き皆屋上などに避難した。確かに津波は来て多くの人やものを飲み込んでいった。しかし海に少し近いだけの私の家の所までは来なかった。津波警報のせいで2日くらいは寝ることができなかった。また津波が終わると今度は地震。後からみればデマばかり。被災時は本当に正確な情報をすばやく流してほしかった。(高2・男子・KRNM)

------------------------------------------

■まず題名を見て「その通りだな」と思いました。私は学校の授業などで原子力発電の危険性を知っていましたが、家族はマスコミの情報を信じ切って、安全だと思いこんでいたのです。そういう経験からその通りだと思いました。(高3・男子・S.H)

------------------------------------------

■タイトルからまず共感できました。震災が起こってからのマスコミの報道は本当に一面しか伝えていないと思うことが多いからです。福島県に住む人間として放射能の危険性や地震のことは自分で調べ、自分の身は自分で守るんだという気持ちで生活していきたいと思います。(高3・女子・Y.A)

------------------------------------------

■3月11日以降、余震の影響もあるけど、放射線への心配によって外出することすらままならなくなる時がありました。その時の情報源はテレビや新聞からでした。テレビでは過剰に取り上げられていたことを知りました。自分でその情報について調べ、物事の正確な知識を得たりすることは重要で、自分の力で学ぶことが大切であることを実感しました。(高3・女子・くりぼー)

------------------------------------------

■島本先生のおっしゃると通りマスコミなどのメディアは物事を一面でしか捉えていません。その物事に関心を強く持ち、それについていろいろな面から考えていかなければ、物事の本質もわからない。震災後のずさんなメディアを見ていて、まざまざと思い知らされました。受け身のままではなく、いろいろな物事をいろいろな見方でみる、それはどんな場面でも生かされるのだと思いました。(高3・女子・K.N)

------------------------------------------

■何かをやろうとするのであれば、そのやろうとしたことを調べてみるのも大切なんだということに気づきました。私は今までやろうとしたら、何も考えず即行動し、焦りすぎて失敗することが多かったです。これからは少し調べてみたり見方を変えてみたりしようと思います。(高2・女子)

------------------------------------------

■自分の普段の生活の中での情報はその物事のたった一面にしか過ぎないことを改めて感じた。自分の気になったこと、知らなくてはいけないことは、他人からやインターネットで情報を手に入れるのは確かに早いけれども、もっと自分の目で確かめて情報をさらに確かな物にしなければいけないと思った。(高2・男子)

------------------------------------------

■この話を読んで何事も自分から行動するべきなのだと思いました。それに自分が関心のあるものに対しては、さらに詳しくより正確な情報を得ることが大切なのだと考えさせられました。(高2・男子・WWW)

------------------------------------------

■マスコミが報道する情報や周りの人からの情報に流されてしまいがちですが、今回の震災で風評被害や海外の日本に対する報道などを見て、自分の考えをしっかり持たなければならないと気づきました。「与えられた情報に満足しない」で自分なりに学んでみるということは本当に大切なのだと思います。島本先生の意見を読み、表に見えている面だけを頼ることは危険なのかもしれないと思いました。(中3・女子・R.K)

------------------------------------------

■マスコミが一面しか伝えないということに、とても強く共感しました。津波の被害にあった地域の惨状を伝えるとき、まるで仙台や宮城が全体的に津波の被害にあったかのように伝えていました。今のマスコミは事実を伝えることよりも、視聴率を取ることに固執しすぎていて本来の役割を果たせなくなっていると思いました。(高2・S.O)

------------------------------------------

■テレビ等のマスコミを通して簡単に様々な情報を入手できるが、その情報が全て正しいとは限らない。やはり自分で判断し必要な情報を取捨選択しなければならない。そして時には自分で調べてみることも大切だということがよくわかった。震災についても調べてみたら自分にもできることが見つかると思うので調べてみたい。(高2・女子・Y.I)

------------------------------------------

■未来のためにと言っている行動一つ一つが、必ずしも未来のためにとは限らないと思った。ちゃんと根本的な原因・理由を見つけなければならない。私もこれから自分の力で学ぶことも大切にしたい。(高2・女子・N.M)

------------------------------------------

■たくさんの人、もの、思いを失った大震災を経験して、今まで勉強してきたことを災害時に活かせなくて勉強することの意味がわからなくなりました。しかし社会全体が復興、復旧に向かっていく中で、なくてはならないライフラインを整備している人や原発事故の始末をする人、被災地で支援する自衛隊の姿を見て思いました。それは復興、復旧したいという思いと同じくらい、どのようにすればいいか頭で考えなければならないということです。勉強を通して考える作業をすることが大切なんだと気づかされました。(高2・女子・A.S)